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PLGAナノ粒子についての疑問

PLGAナノカプセルはどれくらいの期間をかけて開発されたのか?

辻本広行 博士(工学)

PLGAナノカプセルは、30年以上研究されている技術です。いつPLGAカプセルの開発が始まり、どのように進化してきたのか、このページではPLGAナノカプセルの誕生から現在までの歴史を紹介いたします。

辻本広行 博士(工学)
Profile : ホソカワミクロン株式会社 取締役 執行役員 マテリアル事業本部長

1982年

川島嘉明氏(岐阜薬科大学名誉教授、愛知学院大学薬学部特任教授)によりPLGAナノカプセル作製法の基礎研究が終了し、世界でも特に権威ある学術誌「Science」に掲載

1998年

PLGAナノカプセルに薬物を封入しナノカプセル製法へと発展した技術成果が、製薬学術雑誌「European journal of phamaceutics and biopharmaceutics」に掲載

2001年

ホソカワミクロンが経済産業省の大型国家プロジェクトに参画。PLGAナノカプセルの産業化、基盤技術開発がスタート。2002年以降の技術開発により多数の賞を受賞。詳細は、PLGAナノカプセルの様々な受賞実績ページにて記載

2004年

PLGAナノカプセルが有するDDS機能が、肌や頭皮に対して高い浸透力があり、従来技術の10倍以上、効率的に成分を供給することがパウダーテクノロジー分野で著名な学術 論文誌「粉体工学会誌」に掲載

2006年

5月:これらの技術を頭皮の毛穴への高い浸透性が求められる育毛剤へ応用、ホソカワミクロンにおいてPLGAナノカプセルを配合した育毛剤「ナノインパクト」が誕生

2007年

9月:薬用ナノインパクト
11月:薬用ナノインパクトレディ誕生

2009年

11月:ナノインパクトTera2.0

2010年

1月:薬用ナノインパクトダブルテラ、薬用ナノインパクトダブルテラレディ

2013年

4月:薬用スカルプエッセンス
5月:薬用ナノインパクトプラス
10月:薬用ナノアクションD(サントリー社向け OEM)

2016年

4月(広告開始):薬用ナノインパクト100、薬用ナノインパクト100レディ
6月(既存顧客への案内開始):ナノインパクトグランクリュ

PLGAナノカプセルはどのように毛根に浸透していくのか? 図で解説

  • 育毛剤を塗布
  • 水にも油にもなじみやすい性質をもつPLGAナノカプセルは、毛穴入り口で皮脂にはじかれることなく毛穴内部へ浸透(第一次浸透)
  • 毛穴の1/2,000,000サイズなので、毛穴に詰まった皮脂汚れをすり抜けて浸透(第二次浸透)
  • 毛乳頭に到達後、体内の水分と反応してPLGAナノカプセルが分解開始(封入成分の放出を開始)
  • 12時間以上にわたり、持続的に成分を放出

有効成分を持続的に与え続けることで乱れたヘアサイクルが改善し、抜け毛本数の減少・毛髪が太く元気になる=育毛効果が期待できる!

PLGAナノカプセルはどのように毛根に浸透していくのか